祈りの日

3月は春のお彼岸

その日、

西の彼岸と

東の此岸が

もっとも通じる日とされ

私たちはご先祖様に手を合わせます。

昨年、(父方の)ルーツを

辿りました。

わかったことは

ご先祖様のお名前や写真、

江戸より前にあった墓場。

ルーツを辿っても

日常に特別変化はありません。

少しだけ変わったのは

お墓参りに行く回数が少し増えたことくらい。

自然のなかにいるときと

似た感覚があります。

余計なことは誰も語らず。

静かですきです。

小さい頃は

あんなに怖かったんだけどな。

そのご先祖様方

実はひとりも

お会いしたことがないのですが、

田んぼを耕したり

畑でお野菜をつくって

暮らしていたのか、

戦争を体験し

壮絶な時代を生きたのか、

早くに子どもを亡くし

悲しみをこえて生きたのか、

具体的な情報を得てから

そういった想像が

できるようになりました。

5年前、母方の

大好きな祖母が亡くなり

昨年は

祖父が亡くなりました

祖父には、

それほど懐いていた記憶はありませんが

時々、顔を見にいきました。

3日後、祖父は亡くなりました。

人間はどうして生きて、

どうして死ぬのか

体のなかに渦巻いた

感情の捌け口を

死生学の情報を得ることに向け

消化させようとしました

答えにたどり着くはずもなく。ですが。

でも、祖父母は

いのちのことを

教えてくれました。

また、あいたいなぁ。

お彼岸は、

普段より多くの方が

お墓参りにいらした。

立ちどまって

目に映らない何かに

手を合わせ

心を寄せて祈る

その姿は、

とても美しかったです。

めまぐるしく変化する時代。

便利で、

感激するほど

効率が良いけど、

時々

立ちどまりたい。

深呼吸をしたり

空を見たり

風の音を聞いたり。

こころ静かに

濁らず。

空白を持ちつづけたい。

そのように、改めて

思ったのでした。

春のお彼岸にて。

おじいちゃん、

おばあちゃん、

また行くでね!

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